[筆いろいろ]

筆は彩色のためだけでなく、乾いた粘土を研磨するときにも使います。
手前は羽の筆、その向こうはすごく固い筆で、どちらも粉をはらうときに使います。
さらに向こうは彩色用の筆。彩色用は常に新しいものを用意しておきます。
[サンドペーパー]

人形の研磨にも、小物の製作にも、サンドペーパーは必需品。
目の荒いもの細かいものと各種そろえてます。
スポンジで出来たサンドスポンジ? は、アールがついた部分に威力を発揮。
[木材あれこれ]

小道具を作るときには、木材も使います。
あまったどんな小さなクズでもとっておけば、何かの役に立つので、無駄にはなりません。
でも採寸間違えて、失敗も多いのね〜。
[平衡測定器]

小道具を作るときなど、4方向が平衡になっているかを、これで調べるわけ。
でもたいていは目分量ですけど。
[ライト付き拡大鏡]

ついにこんなものが必要になってしまった!
でも、あるととても便利です
[色のきれいなモノ]

何でもいいのです、色がきれいなものは、見ているだけでウキウキしちゃいますし、
色の勉強にもなります。
これは友達がフランスでもらったフレグランスの試供品のパッケージ。さすがです!
[incense お香]

仕事中はラジオやCDをかけてますけど、ときにお香をたいて香りで気分をリフレッシュ。
こんな仕事を、江戸時代ならさしづめ「居職(いじょく)」と言いますが、
こんな仕事には、嗅覚へのやさしい刺激は、大切だなって思うことしばしばです。
Info
Miyuki  Private Studio
  
  制作の現場には、実にさまざまなものがあります。
  江戸時代の考証のための資料は、別の部屋に収納していますが、
  もう収納しきれなくなってきました。
  スタジオ(アトリエ)は、ほんの1200×600mmのデスクです。
  このデスクから、江戸浮世人形は生まれます。
  スタジオにあるモノたちが語るmiyuki studioの様子です。