「こんにちは。まる玉屋の娘、おたまです。これは弟の千代松。みなさまに、こんにちは〜って、ごあいさつね。今日はちょっとだけ、今度の個展の仕事の様子、ご案内しますね」 |
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「これはなにかしら? ああ、そうなの。これは風鈴そばの屋台になるのですって。わたしとは違う作品なのね」 | |
「まあ、鳶の佐吉さんだわ。出入りの鳶の人たちが、もちつきにきてくれてるの。わたしたちは、これくらいの大きさです」 |
「あらまあ、毎年、弥生になると来る白酒売りの仁太(じんた)さんね。 笑顔がやさしいのよね、仁太さんは!」 |
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「お正月に高くした荷を担いでくるこはだ鮨売りの、亀吉さん。ちょっといい男なのよね。亀吉さんと仁太さん・・・亀と仁って、それって、カトゥーンにもそんな名前の人が・・・」 | |
aaaaa | 「あらら、お地蔵さまがたくさん! え? これから豆腐小僧になるの?」 | |